サッカーミュージアムなんか要らない
 先日、メディア報道された様に相川市長はタワー誘致候補地だった新都心第8−1A街区にサッカーミュージアムを建てたい様で、市議会のスポーツ振興議員連盟に「サッカーミュージアム実現に関する要望書」の提出を要請して来た。

 私はどうしてもこれに賛同できずスポーツ振興議員連盟を脱会した。スポーツを振興するならサッカーミュージアムの様な箱物よりも誰もが使えるグラウンド整備を優先すべきだし、そもそも新都心第8−1A街区のまちづくりはスポーツ振興議員連盟で扱う様な問題ではない。

 私の住んでいる西区は道路や下水といった基盤整備がまだまだ遅れている。食事で言えばサッカーミュージアムや5億円の盆栽はデザートの様なものであり、西区の住民はデザートよりも米(道路や下水)が欲しいのである。

 仮にタワー誘致候補地に箱物を作るとすれば次のいずれかではないだろうか?

@新市の市庁舎
 
3市合併の協定書に「新市の事務所は新都心周辺が望ましいとの意見を踏まえ、新市成立後速やかに審議会を設置し、庁舎建設基金を創設する」と謳われている。

A国際会議場・国際展示場・ホテルの複合体
 さいたま市は国際都市を目指すと言いながら国際級会議ができる施設が無く、日本整形外科学会すら開催できない。


 一般的に、サッカーミュージアムの様なスポーツ系博物館はスタジアムの傍にないと非常に間の抜けたものになるのだが、いずれにしてもこの「サッカーミュージアム実現に関する要望書」には皆なブツブツ言いつつも市長と議長の顔色を伺いながら私を除く自民党の全議員、公明党の全議員、何故か民主党の全議員も賛同したので多数決で押し切られそうである。



2007年6月8日