【さいたま市長選挙を終えて】
 5月15日に施行されたさいたま市長選挙は現職の相川宗一市長が再選を果たした。

 相川宗一市長候補を推薦していた自民党・彩政会さいたま市議団の一員としては「ほっと」胸をなでおろした次第であるが、下馬評では相川会という磐石の後援会組織に加え、自民党・公明党・連合埼玉の推薦、更に各種団体の推薦を取り付けた現職の相川市長の圧倒的有利が伝えられていた。

 しかしながら、開票結果は相川宗一氏135553票に対し中森福代氏121735票の13818票差で、新たにさいたま市に加わった岩槻区を除けば相川宗一氏110372票に対し中森福代氏107996票でわずか2376票という僅差であり、「選挙は蓋を開けてみるまでは判らない」という事を再認識させる大接戦であった。

 選挙のマニュアルには「有力者といえどもまとめられて10票だ。」と書かれているが、改めて「かいた汗の分しか票は取れない。」という事を肝に銘じた次第である。

 いずれにしても、中森氏と共産党候補(63880票)の合計票は185615票で、相川氏が獲得した票を大きく上回っている訳であり、この事実を厳粛に受け止め今後のさいたま市政を考えて行きたい。

      
             









2005年5月17日