【さいたま市の平成16年度予算について】
 平成16年2月定例会に於いて予算特別委員として平成16年度さいたま市一般会計・特別会計予算の審議に参加した。

 財政状況が厳しい中、限られた財源の選択と集中が重要である事はいうまでもないが、平成16年度予算では相川市政の「子育てするならさいたま市」のキャッチフレーズの下に子育て支援策に総額146億6千万円が計上されている。

 国の三位一体改革で地方交付税が76億円も削減されたにもかかわらず、財政調整基金(自治体の貯金に相当)の取り崩しは0であり、平成16年度予算には相川市政の選択と集中がそれなりに反映されており、私は85点と評価している。

 望むらくは赤字経営の老朽市営保養施設や競輪事業などの見直や最近の体感治安の悪化を考えれば、治安対策、防犯事業への予算増額であろうか。

 ちなみに埼玉県は平成16年度予算編成に際し、基金約392億円のほぼ全額を取り崩している。

 最近、財政力指数という言葉をよく耳にする。これは自治体の財政力を表す指標で1に近いほど、或いは1を超えるほど財政力があるという事だが、さいたま市の財政力指数は0.999(平成12〜14年度の3ヶ年平均)で全国でもトップクラスである。

 ちなみに、合併問題が浮上している岩槻市の財政力指数が0.785、全国市平均が0.66、埼玉県が0.657という状況を考えると、ケチだという批判もあるが、私は相川市政の健全財政運営はもっと評価されて良いと思う。

 マスコミには政治家の下半身問題ばかり、情報公開するのではなく、少しは政治家の評価すべき所も情報公開して頂きたいものだ。

追記:去る平成16年2月11日(建国記念日)、指扇療養病院西館1階のリハビリ室に於いて第2回市政報告会を開催致しました。相川市長、深井県議会議員をはじめ多くの皆様に御参集頂きました事に厚く御礼申し上げます。


   
   
   ◆左から深井県議会議員、日下部、相川市長





2004年3月30日