2003年1月9日
副院長の選挙はどうなったの?
新年明けましておめでとうございます。

 私事で恐縮ですが、この場をお借りしまして私の選挙についての近況を御報告させて頂きます。

 メディア報道にありました様に宏池会の一般公募に合格したのをきっかけに勇んで衆院選に出馬表明したのですが、政治の世界は一寸先は闇でありまして、宏池会会長であった加藤紘一氏は議員辞職し、自民党の新5区の支部長は高橋秀明氏に決まりました。

 兵法を説いた孫子は「勝てない勝負はするな。兵も疲弊し、金もかかる。」と言っています。2大政党制を目指した小選挙区制度の下ではタレントの様な知名度がない限り自民党か民主党の公認候補以外には勝ち目はありません。高橋秀明氏の御健闘をお祈り致します。

 「医者のままでいいじゃないか?」、「何故政治の世界へ?」と言われますが、塩野七生さんの「ローマ人の物語」の中に「人間というものは無能な為政者の被害を被るのが、自分自身で留まる時は我慢できるが、それが子供達の代にまで及ぶことは甘受する気になれないものだ。」という一節があります。

 私も3人の子供の父親であり、何とか現状の「正直者が馬鹿を見る」官僚統制社会主義を「頑張った者が報われる社会」に変えたいという気持ちを抑える事ができません。

 「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」も孫子の有名な言葉ですが、自分の実力を冷静に分析した結果、地元の皆様の要請もあり、指扇地区の発展のために今年の4月13日のさいたま市会議員選挙への出馬を考えています。

 志を同じくする者が政党を組織しているはずですが、現状はそうでない所が、日本の政治が停滞している最大の原因です。私自身はもともと党派に対するこだわりは無く、政党が志を同じくする者で、再編されるまで
保守系無所属で戦う所存です。

 尚、市会議員と指扇病院勤務医の兼業は法的にも、実務的にも可能です。当選した場合は指扇病院での勤務を継続し、指扇の地域医療に引き続き貢献したいと思います。

 ご支援の程、宜しくお願いします。